北野武監督のおすすめ映画5選!「世界のキタノ」の人気ランキングを紹介!
お笑い芸人出身でありながら
40代の頃、突如として映画監督を始め、
瞬く間に「世界のキタノ」として国内外
から注目を集めるようになった北野武。
この記事では、北野武監督作品を
独断と偏見にもとづき、
ランキング形式でご紹介します。
北野武監督作品が気になっている、
新作『アウトレイジ 最終章』の
ために過去作の予習をしておきたい!
という方はこの記事をチェック!
記事の途中で映画の雰囲気がわかる
予告動画も複数ご紹介して
いますので、お楽しみに!
この記事に書いてること♪
北野武ってどんな人?世間を騒がせたフライデー事件って?
北野武は 1947年1月18日で
現在70歳。出身は東京都足立区、
血液型はO型、身長は168cmです。
初期はお笑いコンビ「ツービート」の
メンバーとしてお茶の間の人気を
集めます。
その後、テレビ番組の司会者をつとめ、
彼を尊敬する後輩芸人を集めて
「たけし軍団」を結成します。
そんな彼を代表するエピソードが
「フライデー襲撃事件」。
当時たけしが交際していたという
若い女学生に対して写真週刊誌
「フライデー」の記者が強引に
取材をしようとしてケガを負わせます。
それに大激怒したたけしらは子分を
集めてフライデー編集部に殴り込みを
かけ、大乱闘を繰り広げるのです。
結果、たけしをはじめとした
乱闘の参加者は半年間の活動自粛を
命じられます。
自粛期間、たけしは沖縄県の石垣島に
潜伏していました。その時に彼が
日々を過ごしていた場所が、映画
『ソナチネ』の舞台になっています。
5位 『アウトレイジ』!豪華キャストたちの怒号と裏切りがみどころ!
北野武が大物俳優陣を集めて
裏切りと暴力に満ちた現代ヤクザの
姿を描き出した『アウトレイジ』。
ランキングを最後までご覧いただくと
わかりますが、これほどまで
「THE・ヤクザ」という作品は
北野武監督の映画では異例です。
「たまには油っこいものを
食いたくなった」と本人も語る、
役者たちの濃い演技と「痛い」描写の
数々をお楽しみください。
個人的に最もきつかったのは敵方の
ヤクザをたけしが歯医者で
痛めつけるシーンですね。
シリーズ第1作、第2作の大ヒットを
受け、『アウトレイジ 最終章』が
10月7日に公開。
韓国の反社会的勢力も登場して、
これまでにないほどの大規模な
抗争が展開されます。
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4位 『その男、凶暴につき』!キタノ伝説のはじまり!
北野武の監督デビュー作。暴力的な刑事と
巨大な反社会的勢力の激戦が描かれます。
よく「子どもには見せられない映画」
という評価を受けますが、正直なところ
私の考えはまったく逆です。
この映画で描かれるのは暴力の
不毛さ、ひいてはすべての不道徳な
行為がもたらす虚しさです。
悪事を働けば最後には破滅が
待っているし、殴られれば痛い。
さらにいえば殴るほうも痛い。
だからこそ、そのようなことを
してはいけないのだ、という
ある意味寓話的といえるほどの
教訓を含んだ作品ではないでしょうか?
3位 『あの夏、いちばん静かな海。』!あの淀川長治も絶賛!
耳が聴こえない男女のひと夏を
描いた物語。ストーリーの主題として
サーフィンが登場します。
著名な映画評論家、淀川長治が
大絶賛したといわれる本作。
久石譲による名曲とあいまって
静かで、愛に満ちた美しい作品に
しあがっています。
そんな映画なだけに、ラストの衝撃は
いまだに忘れられません。
北野映画を通じて大物になった俳優の
かつての姿を探すのもこの映画を
見る際の楽しみのひとつですね。
2位 『キッズ・リターン』!俺たちはまだ始まっちゃいない!
社会から落ちこぼれた2人の少年の
栄光と破滅を描いた物語。
一般の評価も高いこの映画、
私が何よりも心うたれたのは
ラストの2人の会話です。
人生に絶望した時に、再び歩き出すための
勇気をくれる言葉が交わされます。
2人がどんな会話をするのか、
是非ご覧になって確かめてみてください。
動画は、2013年に制作された続編
『キッズ・リターン 再会の時』です。
ちなみに、『キッズ・リターン
再会の時』は北野武監督作品では
ありません。
Huluの無料トライアルなら、
2週間無料で好きな映画が見放題。
『キッズ・リターン』を含めた
北野映画は現在配信されていませんが、
国内外の評価を考えると今後視聴
できるようになる可能性は高いです。
気になる方は
是非お試しくださいませ。
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1位 『ソナチネ』!闘争の果て、死を受け入れ笑う男…
個人的な北野武の最高傑作が
『ソナチネ』です。
今年の2月にロケ地の石垣島まで
聖地めぐりに行ってきました。
ちなみに、タイトルは『ソナチネ』
ですが音楽を題材にした作品では
ありません。
あらすじは単純なものです。
ヤクザが裏切られて、死ぬ。
文章でまとめてしまうとひどく
つまらないもののように感じます。
しかし、この作品のよさは
あらすじでは伝わらない部分に
あります。
石垣島の美しい自然を背景に
描かれる濃密な終末感、死を
受け入れているような、あるいは
自ら求めているような主人公の笑顔。
つまり、観てみなければ何が
良いのかはわからないのです。
映画の魅力は文章では
語れないところにある。
そのことをはっきりと教えてくれる
映画です。
まとめ
監督、北野武のプロフィールや
エピソードに加え、独断と偏見で
選んだ彼の作品ランキングを
ご紹介しました。
以下、順位を整理しておきます。
- 5位 『アウトレイジ』
- 4位 『その男、凶暴につき』
- 3位 『あの夏、
いちばん静かな海。』 - 2位 『キッズ・リターン』
- 1位 『ソナチネ』
ただヤクザ同士が殺しあうだけではない
北野映画の世界。
残酷描写に抵抗がある方は入門として
『キッズ・リターン』から観始めて
みてはいかがでしょうか?