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お仏壇のりんの作法とは?社会人なら知っておきたいマナー

 2015/05/02 仏壇
  83,827 Views

 

GWやお盆に帰省される方。
お仏壇に手を合わせる機会もある事でしょう。

お仏壇にはご先祖が眠っています。

祀り方や作法には色々とあるようですが、
今回はその中でも
綺麗な音で心を落ち着かせる
「りん(鈴)」のマナーについて

 

りんの基本的な叩き方

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りんは、元々はお経の区切りを示すもので、
読経の間や前後に叩いていたものです。

なので、ちょっと手を合わせに
という時には
本来打たない物のようですが、
りんを打つことに寛容なお寺も多いようです。

りんを鳴らしてみましょう。

りんの音は極楽浄土まで届く
言い伝えられており
とても美しい音が鳴ります。

折角なのでその良さを
最大限に引き出してみましょう。

見ていただくと分かり易いです。

ポイントはりんの淵の部分を叩くこと
バチによっても違いますが、
美しい余韻を残す音が出ます。
 

しかし、宗派によっては
「内側を叩く」という場合も

それでは、
それぞれの宗派によって
どのような違いがあるか
大雑把にですがまとめてみました。

 

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りんの作法~真言宗・曹洞宗・浄土宗・浄土真宗~

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  • 真言宗の作法

空海(弘法大師)が開いた宗派です。

鳴らす回数は2回。
やさしく叩いても音は鳴りますので、
最初は小さく、
2回目は余韻を出せるよう少しだけ強めに叩く
と良いでしょう。

あくまで響かせる程度で充分です。
慌てず、恐れず、鳴らしましょう。

 

  • 曹洞宗の作法

禅宗と言えば座禅、
座禅と言えば臨済宗か曹洞宗。
この二つの宗派では主に座禅の仕方が違います。

壁に向かって座禅をする曹洞宗の仏壇作法は
りんは3回、と書いている曹洞宗公式と、
内側を2回鳴らす、
と書いているお寺
が存在します。

そのお宅のお寺さんに聞くのがいちばんですね。

因みに曹洞宗は公式Facebookもあります。
文明すごい。

 

  • 浄土宗の作法

浄土宗は「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われる、
という分かり易い教えで
民衆に受け入れられた宗教です。

浄土宗の場合、
お経をあげずに合掌礼拝のみの場合には
りんを鳴らさないようです。

因みにこちらも文明すごいの一派。
HPにはお墓参りの手順など、情報満載です。

 

  • 浄土真宗の作法

「南無阿弥陀仏」と唱えれば
浄土で仏になることができると説く
「自力念仏」の浄土宗と違い、
「南無阿弥陀仏」と唱えれば
必ず極楽浄土に行くことが約束される
「他力念仏」なのが浄土真宗です。

浄土真宗も、
りんを叩くのは
勤行(おつとめ)の時だけ
だそう。

お仏壇にお線香をあげて
合掌礼拝するだけのときは、
りんを鳴らさない、との事。

ただし、浄土真宗も宗派が多い宗教です。

ご自分の宗派に合った方法を集中的に知る方が
良いかと思います。

 

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大切なのは座布団に座り、正面から仏壇と向き合う事

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りんの叩き方も勿論ですが、
お仏壇の供え方、お数珠の持ち方など
宗派によって本当に色々です。

ここに紹介していない宗派もありますし、
似た名前の違う宗派もありますし、
なんとも奥が深いものです。

 

しかし共通して大事なのは、
ご先祖様や故人の為を思って拝むこと

座布団に座ればお仏壇は正面です。
手元ばかりに気を取られず、
しっかりお話してきてください。

りんの荘厳な音も相まって、
心が不思議と穏やかになりますよ。

 

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