仏壇のお供え物の置き方はどっち向き?
皆さんの家にはお仏壇はありますか?
今は洋室が多くて
仏間のある家が少ないですよね。
昔はほとんどの家に仏間があり、
お仏壇をおいていました。
普段は意識しないことですが、
いざお盆の時期にお供え物をするときや、
親戚や親族のお葬式の準備を頼まれたり、
手伝いをお願いされたときに慌てないように
基礎的なマナーやルールを覚えておきましょう。
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位置や向きに気をつけよう!お供え物の置き方
まずはお供え物の
置き方について書きたいと思います。
お供え物を置く位置や向きには
決まりがあります。
- お仏壇の上段
上段には御本尊様はお仏壇の中心に、
その左右にお位牌(いはい)をおまつりします。
- お仏壇の中段
お供え物は中段に置きましょう。
お供え物の種類は、お線香、花、灯明、お水、
飲食(果物やお菓子など)の5つのお供え物が基本です。
お供え物はすべて、
皆さん側から見て正面向きに並べましょう。
- お仏壇の下段
下段には花立て、香炉、
燭台(ロウソク立て)の3つで
一組となる三具足(さんぐそく)を置きます。
お供え物のお菓子や果物の選び方
お供え物にお菓子や果物を選ぶときに
気をつけたいポイントをまとめました。
まずはお菓子ですが、
選び方としてはお盆の時期が終わるまで
お供えしておいても大丈夫なように、
日持ちのするものを選ぶと良いでしょう。
お菓子ですと、
最中やかりんとう、こんぺいとう、
おかきやあられなどが定番ですね。
最近では型にはまらずに、
洋菓子を選ぶ方も多いです。
クッキーやサブレ、ラスク、マドレーヌや
バニラクリームをはさんだ
千寿せんべいなんかもおすすめです!
次に果物ですが、
果物の場合は特にNGなものはありません。
果物店でりんごやパイナップル、
ぶどうや桃などの
詰め合わせを作ってもらいましょう。
金額の相場は5000円から10000円前後です。
- 水引きについて
【出典 http://www.miwasoumen.com/contents/noshi/】
水引きは黒白または黄白を使います。
水引きの色は地域によって変わります。
ほとんどの地域が
黒白の水引きを使いますが、
西日本の一部の地域では
黄白の水引きを使うところもあります。
熨斗(のし)の表書きには『御供』です。
または、四十九日を基準とした日数によって
『御霊前』(49日より前)、
『御仏前』(49日より後)
と書く場合もあります。
下段には贈り主の名前(名字のみ)を書きます。
夫婦で贈る場合は夫の名前をフルネームで書き、
妻は名前のみを書きましょう。
複数の連名で贈る場合は、
目上の人の名前を右から順番に書きます。
5名以上になるときは、
『○○一同』と書くのが良いでしょう。
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仏壇にお酒やたばこをお供えするのはNG?
実はお仏壇やお墓に、
お酒やたばこをお供えするのは
良くないことだと考える
お坊さんもいるようです。
人間が命を全うして仏様になったら、
天国では道楽もしなくなるのでしょうか。
故人がお酒、たばこが好きだった場合、
お供え物にビールや
ワンカップなどをお供えすることは
めずらしくありません。
生前、故人が好きだったものを
お供えすることは悪いことではなく、
むしろ良いことだと思います。
但し、お盆の時期にお墓に食べ物や飲み物などを
お供えする場合は注意が必要です。
夏場や気温の高い時期や
湿気の多い時期は、腐りやすいので、
一旦お供えしたあとは、
その日の内に持ち帰るようにしましょう。
お仏壇やお墓でお酒をお供えする場合は、
ラベルが正面を向くように置きます。
仏様から見て正面ではなく、
皆さんの方から見て正面です。
というわけで・・
今回はお供えの置き方や位置、
向きについてまとめてみました。
私自身も分からないことばかりでしたので、
良い勉強になりました。
日本の風習や決まりごとは複雑ですが、
ひとつずつ覚えていきたいものですね。
今回も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました!
最後に、こちらの本も一緒にご参考になさってください!
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