親戚に送る暑中見舞いの例文を紹介!
毎年嫌になる夏の暑さ。
しかし、それをそれなりに
楽しむ文化もあります。
朝顔市、花火、金魚に浴衣、
スイカと海と、かき氷。
どれも暑い時期を
楽しく乗り切るためのアイテムです。
夏の爽やかな挨拶、暑中見舞いもそのひとつ。
この夏の暑さを相手を気遣うチャンスと捉え、
日頃良くして下さるご親戚などに
暑中見舞いを出してみては
いかがでしょうか。
親戚への暑中見舞い例文
まずは「暑中お見舞い申し上げます」の文を。
次に相手を気遣う文章と、ご自身の近況を。
最後に「平成○年○月」で〆。
これさえ押さえておけば、形にはなります。
あまり硬く考えず、
相手を思いながら書きましょう。
以下は例文です。
・その1
暑中お見舞い申し上げます 盛夏の候、 皆様にはお変わりございませんでしょうか。 おかげ様で私どもは つつがなく過ごしておりますので、 ご安心ください。 時節柄、ご自愛のほどお祈り申し上げます。 平成○年 七月 |
・ その2
暑中お見舞い申し上げます暑さ厳しき折から、 皆様いかがお過ごしでしょうか。 おかげ様でこちらは家族一同、 元気に頑張っております。 長らくご無沙汰いたしましたこと、 ご容赦くださいませ。 まだまだ暑い日が続きますが、 夏バテや夏風邪など召されませんよう ご自愛ください。平成○年 盛夏 |
・その3
暑中お見舞い申し上げます 暑い日が続きますが、 その後お変わりございませんか。 先日は嬉しいお心遣いと 沢山の果物をありがとうございました。 家族一同でとても美味しく頂きました。 そちらの名産品である桃は、 やはり一味違いますね。 特に娘は桃が大好物なものですから、 嬉しそうに食べておりました。 まだまだ厳しい暑さが続きそうですが、 くれぐれもお体に気を付けて下さい。 平成○年 盛夏 |
※薄字は近況報告を書く際の一例です。
お好きなように改変してください。
因みに「盛夏」は
梅雨明けから8月を指します。
暑中見舞いの期間いっぱい使える
時候の挨拶です。
そして「ご自愛」ですが、
自愛には身体や健康という意味も
含まれていますので
「お身体ご自愛ください」は
重複表現となります。
喪中はどうする?マナーいろいろ
はがきでの挨拶でパッと思いつくのは年賀状で、
年賀状は喪中だと出さないものですよね。
では、暑中見舞いは?
と疑問に思われそうですが
こちらは出して大丈夫です。
同じはがきでの挨拶と言えど、
年賀状は「新年のお祝い」、
暑中見舞いは「季節のお見舞い」
なので、意味合いが少々違うようです。
遠方に住んでいて、
こちらを心配されているような相手へ
「暑いけれど元気です」と
伝えて安心してもらうために
出すのもいいのではないでしょうか。
また暑中見舞いの仲間である
残暑見舞いですが、
どこで差別化しているかというと、
出す時期です。
梅雨明けから立秋(8月7日頃)までが暑中見舞い
それ以降から8月いっぱいが残暑見舞いです。
挨拶文も、
残暑見舞いには盛夏が使えなくなります。
注意しましょう。
暑中見舞いは人間関係を円滑にするツール
暑中見舞いは
「暑い中いかがお過ごしですか?」と
相手を気遣う挨拶です。
そして暑い夏を乗り切れるよう応援し、
爽やかな気分にさせる季節のお便りです。
一応例文なども載せましたが、
これは本当に一例に過ぎず、
ご自身で相手の事を思いなが
ら書いた文には及ばないと思います。
誰かが誰かを想って
文字を連ねるのは良い事です。
気軽に筆をとってみましょう。
絵葉書という選択肢