お彼岸のお供え!のしはどうする?マナーを紹介!
お彼岸が近付いてまいりました。
お盆に引き続き、お供えや熨斗(のし)など、
マナーが気になるところです。
今回は、のし紙の表書きやお供えする金額、
ふさわしいお花やお菓子など、
何を準備したらいいかのご紹介です。
お彼岸のお供えの定番
お彼岸に訪問する際のお供え物は、
御供としてお金を包んでお渡しするか、
菓子折りやお線香、
絵柄の入ったロウソクなどが
一般的で喜ばれる品物です。
内容に詳しい決まりはありませんが、
故人の好きだったお菓子や花、
長く保管できるお線香は重宝されます。
お仏壇のあるお家の方が、
自分で買うには躊躇するけれど
貰える分には嬉しい価格の
ギフト用のお線香などは香りや
高級感が違いますので、
是非手に取ってみてください。
また、お彼岸の定番で
外せないのがおはぎです。
牡丹の花が咲く春はぼたもち、
萩の花の秋はおはぎ。
どちらの時期にも美味しいお菓子です。
これは日持ちがしない上に
他の方とカブる可能性が大いにありますので、
持って行かない方が無難です。
因みにお彼岸には
おはぎを供える習慣は江戸時代まで遡り、
「小豆」の赤い色が邪気を払うとして信仰され、
先祖の供養と結びついたといわれています。
おめでたい事があった日に炊く
お赤飯にも入る小豆。
様々な節目に欠かせない、有能な豆です。
お仏壇には白や淡い色の花を
お彼岸でお供えする花は、
白や淡い色の花が多いです。
仏花といえば菊、というイメージですが、
決まりではありません。
百合や胡蝶蘭、
カーネーションやトルコキキョウなど
華美過ぎず、
清楚で高貴な花が喜ばれます。
勿論、故人がお好きだったお花があれば、
それもまた可。
花のシーズンを迎えるので、
定番の菊も勿論可。
フラワーバスケットなどのアレンジメントも
お供えしやすくていいですね。
お店の方にお彼岸用であることを伝えると、
お花をお任せで選んでもらえると思います。
アレンジメントの費用としては、
3000円~5000円くらいが一般的。
見た目やお供えスペース的にも、
ちょうど良いサイズです。
こちらはプリザーブドフラワーのご案内。
小さくまとまっていてキレイです。
直接訪問が出来ず、
お花の配達を依頼する場合にも
アレンジメントは活躍します。
メッセージカードなどを添えて、
彼岸入りである9月20日までに
届くよう手配しましょう。
遅くとも秋分の日・9月23日までには
相手の手元にお届けしたいですね。
のし紙の選び方
お供えの時にもう一つ迷ってしまうのが、
熨斗(のし)です。
お彼岸のお布施の相場!書き方も解説しますでも
書いた通り、
法要のお供え物に付けるのし紙は、
水引の色が黒白でも黄白でも、
あるいは銀でも構いません。
水引は、「二度とあってはいけない」という意味を込めて
『結び切り』という形の物を選びましょう。
ざっくり言うと、蝶々結びでないものが、
結び切りです。
ほどけにくそう。
熨斗の表書きと金額の相場
熨斗の表書きですが、
「御供」「彼岸供養」「志」、
あるいは忌明け前であれば「御霊前」、
忌明け後であれば「御仏前」などと書きます。
そして熨斗の下の方に名前を書きます。
お寺さんへのお布施は○○家でもいいですが、
ご親戚のお宅へお供えとして渡す場合、
みんな苗字が同じ○○家、という
当然の現象が起きますので、フルネームで。
薄墨ではなく
普通の濃さの筆や筆ペンで書きましょう。
お供え物にお花や
お線香ではなくお金を選んだ場合、
お供え物・御香料として3,000~5,000円、
あるいは10,000円を包みます。
金額のブレは地域差や関係性、年齢の差です。
正しい金額は、お伺いする家庭に近しい家の方に
それとなく聞いてみるのが無難でしょう。
花と線香と熨斗袋
お彼岸のお供えは
*日持ちのするお菓子やお線香
*白をベースにしたお花
*3,000円~10,000円の御供(御香料)
が無難です。
結び切りの水引きのついた熨斗を付けて
故人を偲びましょう。
ここまで書いておいて非常にアレですが、
この手のマナー云々は、以前にも書いた通り、
各家庭・地域の事情があるので
そちらを優先すべきです。
絶対間違えられない場合、
その地域の人に確認してください。
あなたの地域の事情は
あなたの地域でしか分かりません。
ピンポイントであなただけを助ける事は
できませんので、
ネットの知識よりリアル知識を優先して
信用しましょう。