お盆の飾りつけはいつ片付ける?
お盆という行事は
日本古来の風習のひとつです。
1年に1度、
ご先祖様が家に帰ってきて
過ごす期間のこと。
この期間にご先祖様をもてなし、
供養するのがお盆の目的となります。
当サイトではお盆に関する
さまざまな記事をご紹介してきましたが、
今回はお盆の片づけについて
まとめてみたいと思います。
片付ける時期や、
飾りつけの処分方法なども
詳しくご紹介します。
最後にまとめとして、
お盆の一連の流れも作りましたので
ぜひ予備知識としてお役立て下さいね!
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この記事に書いてること♪
祭壇や精霊棚を片づける時期はいつ?
祭壇や精霊棚を片づける時期は、
16日の午後送り火を焚く前になります。
送り火とは、
お盆にこの世に帰ってきた精霊たちが
またあの世に戻るために
お見送りをする習わしです。
送り火の時期は、
一般的に8月15日か16日です。
15日か16日の夕方に送り火をして
霊をお見送りします。
精霊棚の飾りつけの片づけは、
この送り火をする前に行いましょう。
関東の一部地域(東京・横浜など)や、
東北・中国・四国・九州地方では
お盆の時期が1ヶ月ほど早い地域もあります。
これらの地域では、7月13日に送り火を行い、
7月15日か16日の午後に片づけをします。
では次に、精霊棚の飾りの
それぞれの処分方法をみていきましょう。
【出典 http://ameblo.jp/hanagaku01/entry-12051226639.html】
- オガラの処分方法
オガラの燃え殻は水をかけて
完全に火が消えたのを確認してから
一般ゴミとして処分します。
本来は、川に流したり、燃やしたりして
処分するのが正しいやり方ですが、
地域によっては条例で
禁止されていることもありますので、
一般ゴミとして
処分されるのが無難かと思います。
- なすの牛&きゅうりの馬の処分方法
お盆になるとなすときゅうりに割りばしをさして
作った牛や馬を見かけますよね。
これはご先祖様の霊があの世とこの世を
行き来するための乗り物です。
霊がこの世に帰ってくる時は、
「早く帰ってきてくれますように」
という思いをこめてきゅうりで馬を作り、
帰りは「ゆっくりのんびり帰路についてほしい」
という思いをこめて
なすびで牛を作って飾ります。
帰りに牛を使うのには、
背中にお土産などの荷物を
たくさん積んで帰ってもらいたい
という意味もあるのだそうです。
では、これらの野菜で作った馬や牛は
どのようにして処分すれば良いのでしょうか?
食べ物なので
少し抵抗があるかもしてませんが、
塩をかけて捨てるというのが
ポピュラーな処分方法のようです。
可能であれば、川に流したり、燃やすか、
近くのお寺に持っていって
処分してもらうのが一番です。
- ほおずきの提灯(ちょうちん)の処分方法
精霊が迎え火や
提灯(ちょうちん)の灯りを頼りに
この世に帰ってくるといわれていることから、
ほおずきを提灯に見立てて
精霊棚に飾るという風習があります。
送り火が終わった後の処分方法は、
他の飾りと同様にお寺に持っていったり、
川に流したりするのが望ましいですが、
規制が厳しくなっているので、
昨今では一般ゴミとして
捨てるご家庭が多いようです。
可愛らしいホオズキを
処分するのはもったいない!
そこでおすすめの活用法を
ご紹介したいと思います。
使い終わったホオズキを1~2週間、
お水に浸けておくだけで
綺麗な飾りが作れちゃうんです!!
その名も透かしホオズキ
※ 夏場は水がにごりやすいので、
においがするときは
2~3日に1回お水を入れ換えてください。
1~2週間後にはこんなふうになります。
中の実が透けてみえるのがとても綺麗ですね。
ぜひ皆さんも試してみてください!
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お盆の準備から片付けの一連の流れ
8月13日
①精霊棚(盆棚)や提灯、
オガラやなす、きゅうりの飾りつけをする
②お墓参りに行く
③夕方、迎え火を焚いてご先祖様を迎えます
【迎え火の焚き方】
準備するもの
1.オガラ
(花屋さん、ホームセンター、
スーパーで売っています)
2.焙烙(ほうろく)
3.マッチやライターなど
※焙烙がない場合は
陶器の小皿や耐熱容器などで代用しましょう。
炊き方
皿にオガラを乗せて、
マッチやライターなどで火をつけます。
焚く場所は玄関先や庭など、
燃えるものがない
安全な場所を選びましょう。
念のために、
バケツに水をはっておくと良いですね。
地域によっては、オガラではなく
ロウソクや松明(たいまつ)を
用いるところもあります。
8月14日~8月16日
④朝に御膳をお供えします。
お膳といっても難しく考えることはありません。
炊き込みご飯やおこわ、お餅やお団子、
そうめんなんかでもOKですよ。
日替わりでいろんなメニューを
お供えしてあげると
ご先祖様も喜んでくれそうですね!
時間があれば、
季節の野菜料理や豆腐料理などを
一緒にお供えすると尚良しです。
⑤3日間の間にお寺のお坊さんに
お経をあげに来てもらいます。
お布施の準備をしておきましょう。
金額は5千円から2万円ほど。
遠方から来てもらうときにはお車代として
5千円または1万円を添えましょう。
ただし、新盆、初盆では
3万円から5万円が相場になっています。
封筒は、無地の白い封筒を使います。
表書きは、「御布施」と書いても良いですし、
何も書かずに
お渡ししても失礼にはなりません。
裏には名前と住所を書いておきましょう。
8月16日
⑥精霊棚(盆棚)や提灯などの飾りを片づけます。
片付けが終わったら、ご先祖様をお見送りする
という意味でもう一度お墓参りに行きます。
⑦夕方に送り火を焚きます。
(焚き方は迎え火と同様です)
以上が、お盆の一連の流れになります。
飾りつけの処分方法は
当記事を参考にしてみてくださいね!
今回はお盆の飾りつけの片づける時期や
処分方法について
ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
役立つ情報があれば嬉しいです!
ありがとうございました。
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